
| パソコンやスマホを見続けて、夕方には首と肩がガチガチ。
オフィスのクーラーで体が冷えて、背中が張っている。
肩を揉んでも、その場だけ。 すぐにまた重くなる。
そんなときは、肩ではなく「肘の上」を押してみてください。 |
こんにちは。松本市すずかぜ鍼灸院の院長、金井涼です。
夏のこの時期、「画面の見過ぎ」と「クーラーの冷え」が重なって、首・肩・背中の不調を訴える方がとても増えます。
今日は、そんな方におすすめのツボ「天井(てんせい)」をご紹介しますね。
こんな症状に、心当たりはありませんか?
| ・パソコン・スマホを見た後、首や肩が重くなる
・オフィスのクーラーで体が冷えて、肩がこる ・背中が張って、深く息が吸いにくい ・腕がだるい、重い感じがする ・夕方になると上半身がむくむ ・肩を揉んでもその場しのぎで、すぐ戻る ・目の疲れも一緒にある |
なぜ「肩」ではなく「肘の上」なのか

首や肩がこったとき、多くの方は肩そのものを揉みます。
もちろん一時的には楽になりますが、すぐに戻ってしまうことが多いのではないでしょうか。
| 東洋医学では、体には「経絡(けいらく)」という
エネルギーの通り道が走っています。
首や肩のこりは、 その経絡上の「別の場所」にアプローチすることで 解消できることがあるのです。 |
「天井」は、肘の少し上にあるツボ。ここは「三焦経(さんしょうけい)」という経絡上にあり、この経絡は薬指から腕の外側を通り、肩・首・耳の後ろまでつながっています。
つまり、肘の上の天井を刺激することで、その経絡がつながっている首・肩・背中の緊張にアプローチできるのです。
「三焦経」と水分代謝の関係

天井が属する「三焦経」には、もうひとつ重要な役割があります。それが「水分代謝」です。
東洋医学で「三焦」は、体内の水の通り道を管理する働きを持つとされています。
この経絡の流れが滞ると、水分代謝がうまくいかなくなり、むくみが生じます。
| 天井が効果的な症状
🌿 首こり・肩こり・背中の張り 🌿 腕のだるさ・重さ 🌿 上半身のむくみ 🌿 クーラーの冷えによる肩・背中の不調 🌿 デスクワーク・画面の見過ぎによる緊張 |
夏場、クーラーの効いた室内にいると、体は冷えて血流が低下し、さらに汗をかかないため水分代謝も滞ります。
この「冷え」と「水の滞り」が重なるのが、夏の首肩こりの正体です。天井はその両方にアプローチできるツボなのです。
天井の場所と、押し方【動画あり】
場所と押し方を動画で解説しています。文章と合わせてご覧ください。
天井の場所
| 1 | 肘を曲げて、肘の先端を探す
腕を曲げると、肘の後ろに骨の出っ張りがあります。 これが肘頭(ちゅうとう)と呼ばれる部分です。 |
| 2 | そこから指1本分ほど上
肘頭から、腕の外側に沿って指1本分ほど上に上がったところ。 軽くくぼんだ感じがある場所が「天井」です。 押すと少しズーンと響く感覚があれば、正しい位置です。 |
押し方のコツ|「点」ではなく「面」で
ここが天井を効かせるポイントです。指1本で点を押すのではなく、人差し指・中指・薬指の3本を揃えて、面で押します。
| 1 | 3本の指を揃えて当てる
人差し指・中指・薬指を揃え、天井のあたりに当てます。 広い面で押さえるイメージです。 |
| 2 | 肘を動かしながら押す
押さえたまま、肘をゆっくり曲げ伸ばしします。 止まって押すのではなく、動かしながら圧をかけるのがポイント。 10〜20秒ほど、心地よい強さで続けてください。 |
| なぜ「動かしながら」なのか。
肘を動かすことで筋肉が収縮・弛緩を繰り返し、 ポンプのように血流が促進されます。
そこにツボへの程よい刺激が加わることで、 「運動による血流促進」と 「ツボによる気血の滞りの改善」 この両方の効果が得られるのです。 |
ただ押すだけより、動かしながら押すほうが効果的——これは金井院長が実際の施術でも大切にしている考え方です。
夏の首肩こり|あわせて意識したいこと
| クーラー環境での対策
・首元にストールやカーディガンを常備する ・足元の冷えを防ぐ(レッグウォーマー・靴下) ・1時間に1回は立ち上がって体を動かす ・冷たい飲み物を控え、常温か温かいものを ・シャワーで済まさず、湯船に浸かる ・画面から目を離す時間を意識的につくる |
特に「湯船に浸かる」は、夏こそ大切です。冷房で冷えた体を深部から温めることで、血流と水分代謝の両方が改善されます。
セルフケアで改善しない場合は、鍼灸という選択肢を

天井のセルフケアは首肩こりに有効ですが、慢性化している場合や、こりの背景に自律神経の乱れ・内臓の疲れがある場合は、セルフケアだけでは追いつかないことがあります。
| 首肩こりの根本原因は、
肩の筋肉そのものではなく、 血流・自律神経・内臓にあることが多いもの。
すずかぜ鍼灸院では、東洋医学の四診で あなたのこりの根本原因を見極め、 経絡治療で体の内側から整えていきます。 |
「揉んでもすぐ戻る」「毎年夏になると必ずつらい」という方は、体質そのものを整えることをおすすめします。

| すずかぜ鍼灸院|アクセス情報
📍 住所:長野県松本市深志2丁目6-17 オフィス・T 2階 🚉 アクセス:松本駅 東口から徒歩約8分 📞 電話番号:0263-87-2342 🕐 受付時間:平日 10:00〜19:00 / 土日祝 10:00〜17:00 🗓 定休日:月・火 🌐 Web予約:www.suzukaze-shinkyu.com(24時間受付) |
執筆:すずかぜ鍼灸院 院長・金井 涼(はり師・きゅう師 国家資格取得・鍼灸師歴10年)
すずかぜ鍼灸院|完全予約制・松本市深志2丁目6-17 オフィス・T2階